発刊に寄せて


創価大学長 高松 和男

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 創価大学付属自然植物園が、北海道の別海と九州の霧島に予定されて、はや3年余の歳月が経過しました。 この間、開設準備委員の方々が、専門家や地元メンバーの応援をいただき、精力的に両フィールドの植生調査を実施し、それなりの成果をあげて参りました。 また同時に予定された創価高校の野鳥研究所の開設準備委員の方々による野鳥センサスも多くの専門家や地元の人々の支援で、大きな成果を挙げられたことも存じております。
 今般、両校の調査報告を兼ねて、小冊子を上梓できる運びになったことは、大きな喜びとすることであります。 一瞥していただければ、植物から野鳥にいたるまで、両フィールドの豊かな自然環境に驚嘆されるとともに、心洗われる想いに駈られることと思います。
 両校の創立者である池田先生は、「環境問題は全人類的な課題」という提言をされ、「豊かな自然のリズムを維持し、増進することこそ、永劫なる人類繁栄への最大の鍵といっても過言ではありません」と述べられております。 こうした創立者の構想実現への積極的な取組みの一端として、自然植物園が開設されようとしているのであり、両フィールドは、自然と人間の共感の場として、今後大きな役割を担って行くものと思っております。
 21世紀を目前にして、いま環境破壊が大きくクローズアップされ、ようやく人々は、自然への冒涜から目覚め、共存への道を模索し始めております。 こうしたなかで、両フィールドは、自然環境教育に不可欠な最適の場として、今後ますますその重要性が増していくと思います。
 この小冊子を一応の区切りとして、さらに植物園の開設に向って研究を進めていただければと思っております。
 最後に、協力して下さった諸先生方、多くの地元の皆様方に衷心よりお礼を申し述べさせていただき、発刊に対して、心からお祝い申し上げます。


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