![]() |
| このページの写真は、委嘱研究員・福原幸昭氏 撮影 |
湿原や森林など、多様な植生

創価大学の付属植物園と創価学園の付属野鳥研究所が北海道・別海町の北海道研修道場に開設されることになり、準備のための第1回視察調査が13日から3日間にわたって行われた。 豊かな自然が残り、野鳥にとってはオアシスともいうべき地で、自然を未来に残し、学術的な研究を進めていく意義は大きい。 道東にはそうした機関がないだけに、周囲からも「知的活性化につながる」と熱い期待が寄せられている。
本州では、1000m以上の高山に登らなければ見られないような亜寒帯の山ろくの景観が、そのまま平地に広がっていた−−。
植物ばかりか、野鳥も豊富だった。
道東の地は、歴史的に千島とさまざまな交流がなされている。
約2万年前の氷河期末期の時代。気温は現在より10度近く低く、海も凍って海面が下がり、道東と千島とは陸続きになって、寒さから逃れるため、北方の人々が南下してきたという。釧路市立博物館館長 沢 四郎氏道東の知的活性化のためにもなり、すばらしい計画です。
この夏、釧路湿原が国立公園になりましたが、実は、風蓮湖から別海に至る湿原地帯も大変重要なところで、国立公園になればいいと思っている地域です。考古学的にみても、南千島文化圏に組み込まれていて、先住民は千島の人々と行ききしあっていました。たぶん、北海道研修道場の丘にはそうした人々の遺跡もあると思います。
そうした情報も掘り起こしながら、自然に関する道東の知的ネットワークをつくってもらいたいと思います。
標津(しべつ)町長 小田桐 四郎氏貴重な自然が残っている地域なのですが、ここに住んでいると、なかなかそれに気付かない。それに、どんな意味をもっているのか研究する機関もありません。
創価大学ならびに創価学園が研究機関をつくられ、実態を調査・研究していただければ、町民も「こんなにすばらしい地域に住んでいたのか」と、郷土に対する誇りも持てるようになると思います。また、自然への関心も高まります。
地域文化のためになることであり、期待しております。
中標津(なかしべつ)町長 進藤 松吉氏北海道も開発が進んで、自然が失われています。しかし、この地域にはまだ残っている。自然との触れ合いのなかで人間性豊かな人が育つのであり、自然植物園、野鳥研究所を開設されようとされているのは、大変意義あることです。
また、充実した研究機関ができればこの地域が脚光を浴びることになり、世界各国の人々にもきていただけるようになる。それは、地域の活性化にもつながり、大変ありがたいことです。
