ハシブトガラ
委嘱研究員・福原幸昭氏 撮影

創価大学付属自然植物園・創価学園付属野鳥研究所開設へ

寒気吹き飛ばし 人も野鳥もはずむ喜び


<聖教新聞 1988年1月22日 北海道版> より引用

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 厳寒のシベリアから、例年より半月早く流氷が到着した。国境の道東はいよいよ冬本番。凍てつく大地で広布へのファイトを燃やす同志の面々――。今回は、昨年8月に発表された、創価大学付属自然植物園、創価学園付属野鳥研究所の開設の朗報をバネに、一層の広布伸展を目指す別海本部のメンバーの活躍を紹介しよう。


メモ

豊かな自然に恵まれたフィールド

 創価大学付属自然植物園と創価学園付属野鳥研究所の開設が決まった北海道研修道場(別海町尾岱沼)は、貴重な動植物を観察、研究できる数少ない地域の一つとして、注目を集めている。
 同研修道場は、北は知床半島、西は広大な平野、そして、東南は野付風蓮道立自然公園に囲まれた、根室支庁のほぼ中間に位置する。
 この地域の“観察ゾーン”には、現在、天然記念物のオジロワシやオオワシ、そして、オオハクチョウやガン・カモ類が北方から飛来している。また、日本では北海道にしか生息しないハシブトガラやシジュウカラ等の留鳥の姿を認めることができる。
 更に、野付半島には毎年、特別天然記念物のタンチョウが営巣する。鳥類は、このほか、四季を通じて約200種以上観察できるといわれている。
 一方、同研修道場は、ミズナラ、カシワ等の落葉広葉樹の森林が広がり、また、多くの亜寒帯植物を見つけることができる。また、貴重なフィールドである湿原が敷地内に存在することから、湿原に生息する多数の草花の研究が期待される。


調査・研究に全力

 「創価大学付属自然植物園、創価学園付属野鳥研究所が開設へ 自然の宝庫・北海道の別海町に」との見出しが本紙の2面(昨年8月30日付)を飾った。
 池田名誉会長が出席した創立20周年を祝う第15回創価学園合同会議(同29日)の席上、両施設が北海道研修道場(別海町尾岱沼)に設置されることが、正式に決まったのである。
 このニュースは、全国に伝播し、いまや、自然、動植物の研究家達の熱き注目と期待を集めている。そして、“別海広布”に全魂を傾けてきた地域のメンバーも人一倍の喜びをかみしめていた。
 この開設の準備のために行われた第1回視察調査(9月13日から3日間)には、土井健司創大助教授、松田茂行創価学園関西校首席副校長の両準備委員長、準備委員の高間副会長、そして、植物や野鳥の研究に携わっているメンバー達が参加した。
 その一人、標津営林署に勤務する藤田重雄さん(46)も両施設の開設に、期待に胸をはずませる。「第1次調査では、主な樹種を確認しました。広葉・針葉樹林を含めてざっと25種類はあると思います。今回の研究の機会にめぐりあうことができ、感激でいっぱいです」とほおを紅潮させる。この藤田さんは“山の暮らし”ひと筋に27年。その豊かな経験と知識を自然環境の研究に生かしたい、との熱き情熱で同研修道場に足を運び、研究・観察に全力を注いでいる。


<中略>

“野鳥を守る会”

 創大・自然植物園と創価学園・野鳥研究所開設の“朗報”に接した、地元青年メンバーに「自分達のできる範囲で最善を」との機運が巻き起こった。
 そこで、谷川博孝道東圏男子部長を中心に別海本部の男子部有志がこのほど、“野鳥を守る会”を発足。さる12日、阿戸正広第3道青年部長を中心に初の集いが開かれ、席上、研修道場内の冬期間の野鳥の給餌、飛来した野鳥の種類、数、時間帯等を記録していくことを申し合わせた。
 メンバーは「いよいよ我々の出番がきた」と大張り切り。地元の「日本野鳥の会」会員のアドバイス等を受けながら、真剣に観察、研究に取り組む毎日。

<後略>


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