
聖教新聞記者・中根誠治氏 撮影 学園生が作った巣箱に、ゴジュウカラが!
動植物の宝庫といわれる北海道別海町は、遅い春を迎えようとしている。 野付半島の湾内で羽を休めるオオハクチョウ等、水鳥の大群は今、繁殖地のシベリアへの長旅に備え、飛行のウォーミングアップに余念がない。
そんな冬の渡り鳥のそばで春の使者・ヒバリが、別れを惜しむかのようにビュルビュルとさえずっている。 北国と南国の鳥が“交差”する4月は、野鳥の渡りのコースならではの光景が現出する。
昨夏の創価学園夏季セミナーで、創価高校・中学校の参加者が別海町を訪ね、タンチョウ、オジロワシ等の希少鳥類に出会い、感動していた表情が忘れられない。 その最終日、「少しでも野鳥が住みやすい環境に」と、全員がノコギリとカナヅチをもち、不慣れな手つきで巣箱を作った。 雨の中、自分の身長の二倍もある高さに巣箱を懸命に取りつけていた。
今回、巣箱の周辺を巡回したら、ゴジュウカラの“つがい”が巣箱を出入りしていた。 学園生の地道な努力がようやく結実したのだ。 巣箱でさえずるゴジュウカラは“ありがとう”と呼びかけているように思えて、心がうきうきした。
これは巣箱づくりという、学園生の挑戦があったからなのだ。 何事も勇気ある“挑戦”があってはじめて充実の喜びがわいてくる。 私たちは「月月・日日につより給へ」の信心で勉強に、読書に、スポーツに、大いなる鍛えの“挑戦王”をめざしたい。(中)
