別海フィールドで創価学園のサマーセミナー

“大自然の博物館”で体験学習


<聖教新聞 1993年7月30日 北海道版> より引用

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 道東の大自然を満喫した感動の5日間――。 別海フィールドで行われた第6回創価学園サマーセミナー(21〜25日)では、東京・関西校から参加した学園生40人が“自然の教室”で貴重な体験学習を積んだ。 ここでは、サマーセミナーの概要を紹介しよう。


<第1日>

 空路で北海道入りした学園生は、女満別空港に到着。 羅臼岳のふもとを走る知床横断道路を経由し、別海フィールドへ。 途中、エゾシカやキタキツネと出あい、歓声がわいた。


<第2日>

 尾岱沼の港から観光汽船で野付湾を周遊。 船上の学園生をゴマフアザラシの群れが歓迎。 ハマナス、エゾカンゾウ、エゾフウロ、ノハナショウブ、センダイハギなどが咲き誇る原生花園と、トドワラの景観を観察。 標津町のサーモンパークとポー川史跡自然公園の見学も。


<第3日>

 別海町の藤高亨さん(道東圏副本部長)が営む牧場で、搾(さく)乳、牛舎の清掃など牧場作業の実地体験。 フィールドにもどってから、小鳥の巣箱作りを。


<第4日>

 「野鳥」「植物」「菌類」のテーマ別に“大自然の博物館”といわれるフィールド内を観察実習。 野鳥班はアカゲラ、ミソサザイ、ノゴマ、ノビタキなど9種を確認。 植物班はギンリョウソウ(イチヤクソウ科)やオニノヤガラ(ラン科)など希少植物を観察。 菌類班は珍しいミヤマクレオチバタケなど12種のキノコを採集。 また、フィールド内の当幌川に面した段丘に分布する竪穴住居跡(尾岱沼8遺跡)を見学したほか、記念植樹と、池への魚の放流も行った。


<第5日>

 たくさんの貴重な思い出で胸を一杯に満たした学園生たちは、女満別空港から帰路に着いた。



地元専門家が講座を担当

 連日、夜には地元専門家による講座が開かれた。 テーマと講師は次の通り。
  1. 「道東の自然」=日本野鳥の会・北海道ブロック協議会事務局長の三浦二郎氏。
  2. 「道東のキノコ」=北海道教育大学講師の仁和田久雄氏。
  3. 「オホーツクの文化」=常呂町教育委員会の武田修氏。
  4. 「道東の動物」=動物写真家の福原幸昭氏。


標識調査で10種の野鳥を確認

 サマーセミナーの期間中、三浦氏が野鳥のバンディング(標識調査)を実施。 (1)キジバト、(2)ビンズイ、(3)アカハラ、(4)ハシブトガラ、(5)シジュウカラ、(6)アオジ、(7)ベニマシコ、(8)シメ、(9)ニュウナイスズメ、(10)コムクドリ、の10種38羽に標識リングを装着して放鳥した。



学園生の声

創価高校1年 金子 徹哉(16)

 狭い都会と、広大な自然の世界との違いに驚きました。 専門家の先生と一緒に歩いたのは初めて。 それだけに自然に対する視野が大きく広がりました。 講座も非常に有意義で、しかも分かりやすい内容でした。

創価中学校3年 斎藤 信子(15)

 東京では見られないさまざまな動物に出あえて感激です。 大自然を歩くことがいかに楽しいことなのかを知り、うれしくてなりません。 今回、学んだことを必ず役立てていきたいと思います。


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