第7回本部幹部会、第2回青年部幹部会
(第1回中部総会・静岡総会)での
池田名誉会長のスピーチ
<聖教新聞 2001年7月2日> より引用

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ブラジル・アマゾン、Madeira河上空から
写真提供:田中 晃氏(同センター)
<前略>
アマゾンから嬉(うれ)しいニュース
一、きょうは、海外12カ国・地域から、大勢の同志の方々が、お越(こ)しくださった。
「ご遠方から、本当にようこそ!」と申し上げたい(大拍手)。
なかでも、お隣(となり)の韓国から、たくさんの同志の方々が来てくださった。私は、本当に、うれしい(大拍手)。
さて、話は、一挙(いっきょ)に地球の反対側、ブラジルに飛ぶ(笑い)。
「人類の生命の家」といわれるアマゾン――。
ここからも、わが創価の勝利を祝福する声が続々と届(とど)いている。
日本から一番遠いブラジルにも、創価の勝利の大きな喜びが広がっているのである(大拍手)。
一、ご存じのように、アマゾン川の流域面積(約650万km2)は世界一。日本の国土の、じつに18倍である。
河口の幅(はば)は最大400km。これは東京から大阪の距離に相当する。
この悠遠(ゆうえん)なるアマゾン中流域のマナウスに、ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)の「アマゾン自然環境研究センター」がある。
この敷地内から、先月(5月)、アマゾンの先住民が使っていたとされる貴重な鍋(なべ)と壺(つぼ)の土器が発掘された(大拍手)。
とくに、鍋は、ほぼ原形に近く、直径約74cmの大きさとうかがった。
また、壺は、一部分が発掘され、これは直径約64cm。
どちらも、使用された年代は、およそ、1200年から1500年前まで、さかのぼると推定されている。
詳細については、7月中旬、サンパウロ大学の専門家による鑑定(かんてい)結果が発表されることになっている。
世界平和への貢献をたたえ
一、この敷地では、以前から、「自然環境研究所」を建設する基礎工事が進められていた。
<同研究所は、センター内にあって、環境教育や熱帯雨林(うりん)再生プロジェクトを推進する拠点となる予定である>
その工事の最中に、貴重な土器が出現したのである。
この発掘(はっくつ)は、さっそく、考古学界に反響を広げている。
ブラジルSGIも、細心の配慮をして、発掘作業に協力した。
歴史と文化の遺産を大切にし、未来の世代に伝えようとする、ブラジルSGIの取り組みにも、各界から共鳴の声が寄せられた。
そして、このほど、光栄なことに、これらの土器が発掘された場所が、「池田大作博士遺跡」と命名されたというのである。
これは、発掘を進めてきた国立のアマゾナス大学「アマゾン博物館」のフランシスコ・ジョルジェ・ドス・サントス館長からの提案で、決定したものである。
<サントス館長から送られた親書には、こう、つづられている。
「池田博士のアマゾン並びにブラジルへの多大な貢献と、世界平和へのたゆみなき闘争をたたえ、この遺跡に池田大作博士の名前をつけることを提案させていただきます。これによって、偉大な人間主義者、哲学者、思想家の池田博士を顕彰させていただきたいのです」>
ともあれ、アマゾンの大森林からも、我らの大行進に熱烈なエール(声援)が送られている。
その意味において、私は、わが同志の皆様に謹(つつし)んで、ご報告させていただきたい(大拍手)。
一、今、世界各国から私どもへの顕彰が相次いでいる。
これこそ、まさに「21世紀の世界広布の象徴」であると、私は申し上げたい(大拍手)。
これも、すべて、広宣流布を進める皆さま方の子孫末代(しそんまつだい)に伝わりゆく栄光である。
私は、皆さま方を代表してお受けしている。
また、牧口初代会長、戸田第2代会長を宣揚(せんよう)する意義を込めて、お受けしている。
私の心は、ただ、それだけである。
すべては、皆さま方の福運である。皆さま方のお子さんやお孫さんに伝わっていく福運である。
さらには、創価学会の福運であり、我らの正義と勝利の証明であることを確信していただきたい(大拍手)
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採集用の仕掛け
写真提供:田中 晃氏(同センター)
新しい昆虫が!
一、ところで、「生命の宝庫」アマゾンには、地球上の生物の「種(しゅ)」の、じつに半数が生存しているといわれる。
このアマゾンで先日、新しい昆虫が発見され、話題になっていると聞いた。
その新種の昆虫の名前は「イ ケ ダ イ」。
何と、私の名前をとって命名されたのだというのである(大拍手)。
<学名は「Euhybus ikedai (エウヒブス・イケダイ)」。最後のアルファベットのiは、新種名が、発見者とは別の名前を付けたものであるという意味>
昆虫を発見したのは、「国立アマゾン研究所」のアレ=ホッシャ博士。
気鋭の女性研究者である。まさに「女性の世紀」の象徴である。
博士は、私が提唱し、ブラジルSGIが進めてきた、アマゾンの森林保護の運動に対して、深い共感と賛同を示してくださった。
そして博士は、「このたび、私が発見した昆虫に、池田会長のお名前を付けさせていただいたことは、学問の世界に生きる一人として、最大の尊敬を込めさせていただいたものです」と、語ってくださっている。心美しき方(かた)である。
その深い真心に、私は心から感謝を申し上げたい。
正義の味方!
一、さて、この昆虫“イケダ君”(爆笑)であるが、体長は約4.5mm。羽(はね)と脚(あし)は、ともに、すらりと長く(大笑い)、頭は大きい(爆笑)。
体の色は薄茶(うすちゃ)色で、光沢(こうたく)がある。
双翅目(そうしもく)(昆虫類の分類の一つ)に属(ぞく)し、2枚の羽をもつ。
そしてアマゾンの密林の中を、舞い飛んでいるというのである。
“イケダ君”の特色の一つは、農作物に被害を与える害虫の繁殖(はんしょく)を阻止(そし)する点だという。
つまり、“悪者”を退治(たいじ)し(笑い)、人間生活に利益を与える「益虫(えきちゅう)」といえる。
だから、皆さんがアマゾンに行かれたら、どうか、この昆虫を踏(ふ)んづけたり、つぶしたりしないよう、くれぐれも、お願いしたい(大爆笑)。
また、ユニークな特徴として、複眼の目が、アンテナの役目をする触覚(しょっかく)よりも高い位置にある。
その武器を生かして、空中戦では、害虫を、下の方向から攻撃して、捕(つか)まえてしまう。
いわば、この“イケダ君”は、ジャングルをパトロールしながら、悪い虫と戦う「正義の味方」の存在といえる――そうブラジルの若き学究者が話していた(拍手)。
ブラジルのメンバーは、こうも語っていた。
「まるで、わが地域を守る、頼(たの)もしい青年部のようだ」と(大拍手)。
青年の世紀がやってきた!
一、今、世界で、青年部が、厳然と立ち上がっている。
7月の「青年部結成50周年」、本当に、おめでとう!(大拍手)
ブラジルでは、5万人の青年の集いがあり、中南米各国の青年部の代表も参加されると、うかがった。
世界中で、青年部が、大きなうねりとなって動き始めた。
創価学会に、新しい「青年部の時代」「青年の世紀」が、いよいよ到来した(大拍手)。
一、ともあれ、神秘(しんぴ)とロマンの天地・アマゾンにあって、この益虫は、他の生命と連動しながら、複雑な自然の生態系(せいたいけい)のバランスのうえで、重要な役割を果たしていると考察されている。
牧口先生は、生態学的な視点の先駆者であり、「益虫」の意義についても、『人生地理学』の中で言及しておられる。
<「昆虫類の多くは有用植物の葉、茎(くき)若(もし)くは根を咬食(こうしょく)して農家の強敵なれども其中(そのなか)には有益のものも尠(すくな)からず」と述べている>
生誕130周年に当たる、今回の命名を、牧口先生も、さぞかし喜んでくださるであろうと私は信ずる(大拍手)。
今回の昆虫の命名にも象徴されるように、創価の「生命尊厳」「環境保護」の大運動は、地球全体をも、大きく包みゆく行動となって広がっているのである。
<後略>
(2001.6.27)
