創価学園

シマフクロウ(天然記念物)の巣箱を設置

北海道・別海フィールド

−1988年12月9・10日−


聖教新聞 1988年12月14日 記事> より引用


Bar

シマフクロウ
聖教新聞記者・中根誠治氏 撮影

 創価学園が付属野鳥研究所の開設準備を進めている北海道の別海フィールドで9・10の両日にわたり、天然記念物のシマフクロウの巣箱掛けが行われた。
 これは絶滅が心配されている希少鳥類を守ろうとの趣旨から、同フィールドがシマフクロウの生息可能な環境かどうかを検討した準備調査(今年10月)に続くもの。
 別海フィールドは境界線を南西から北に当幌川が流れ、広大な森林、原野があることから、専門家も同地でのシマフクロウの繁殖に熱い期待を寄せている。
 今回、関西創価中学校・高校の久米宗男教諭をはじめ、環境庁の委託を受けて、シマフクロウの保護・増殖事業を進めている根室市の山本純郎・高田勝・近藤憲久も各氏が参加し、木製の巣箱(高さ80cm、幅60cm)を2個、同フィールドの森林に設置した。
 シマフクロウは道東を中心とした地域で生息する体長約70cmの世界最大級のフクロウ。 魚食性でサケ・マス類やウグイのほか、エゾヤチネズミなどを捕食する。 本来、川や湖沼付近の天然樹洞に営巣するが、天然林伐採等で生活環境を奪われ、年々、減少の一途をたどっている。
 現在、推定生息数は約100羽。 環境庁が推進する巣箱掛けは、こうしたシマフクロウの保護・増殖の手助けとして4年前から各地で実施され、繁殖に成功した例は少なくない。
 久米教諭は「皆でそっと見守り、将来的にタンチョウ(特別天然記念物)やシマフクロウが安心して営巣できるフィールドにしていきたい」と語る。 また同時に、最近減少が著しいエゾフクロウ用の巣箱も2個取り付けられた。



Bar

Home Back