OB・OGの声
創価高校21期 原田 星一郎
関西創価高校15期 森 通政
創価高校21期 近藤 美智子
創価高校21期 筒井 恵子
創価高校21期 川島 紀子
創価高校21期 原田 星一郎
北海道・別海の地で行われた「第1回野鳥研究サマーセミナー」 に参加してから11年−−月日が経つのは何と早いのだろうか。 あの時僕は、「スゲェ!自然っていいなぁ」と、 心から感嘆したことを今でも鮮明に覚えている。
悠久の大地、自由気ままに天地を駆け巡る野生動物たち、 そして温かく迎えてくれた別海の人々。 すべてが一体感に包まれていた。 僕は無我夢中で、五感を研ぎ澄まし、思い切り大自然を吸い込んだのである。
そこで学んできたものは何だったのだろうか。 それは、人間は自然の支配者でもなければ従属者でもない。 ”ともに生きる仲間”なんだということだった。
人間と自然との共生−−それは、以来、自分にとっての人生のテーマとなった。 高校時代、生物部のゆかいな仲間たちと、夜を徹して語り合ったこともある。 大学の卒業論文でも、「都市にどのような緑を残していくか」を論じた。
自然は元来豊かなもの。後は人の心をいかに豊かにしていくか。
今、僕は聖教新聞社に勤務し、記者としての日々を送っている。 紙面を通して、人々の心に勇気と希望を、 そして励ましを贈るお手伝いをさせていただいている。
直接的に自然科学の分野を生かして働いているわけではないが、 この「サマーセミナー」で学んだ大切なことを常に胸中にとどめ、 人の心を豊かにする使命の道に徹し抜いていきたい。 来る21世紀、人と自然が本当に仲良く暮らせるその日を目指して−−
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関西創価高校15期 森 通政
記念すべき第1回野鳥セミナーに参加して、 はやいもので10年以上の歳月が過ぎました。 旅の最初から創立者池田先生に見守られ、種々の激励をいただいたこと、 その年は非常に寒くて、早朝の探鳥会では10℃以下だったこと、隣りの牧場 (隣りといっても数キロは離れていた)からいただいた牛乳でバターを作ったこと、 野付半島を強風の中歩いたこと、生まれて初めての牧場での牛の世話等、 思い出をあげるときりがありません。
あのときに学んだこと、この目で見たことが現在、教師をしている私にとって、 非常に大きな意味を持ってきています。 なぜなら、セミナーに参加していなかったら、 私の教師としての資質は非常に乏しいものになっていたはずだからです。
その理由のひとつに、当時の私は野鳥も観察したこともない、 植物を見ても何がなんだかよくわからない、 フィールド観察がどんなものか全く知らない、ど素人だったのです。
そんな私ですから、セミナー期間中、見ること、 聞くことが新鮮で自分でも驚くぐらい様々なことを吸収することができました。
また、このセミナーは創価学園の中でも数少ない東京校と関西校の学園生が 共に参加する行事でした。 5日間という短い期間でしたが、協力して巣箱を作ったり、新聞を書いたり、 かけがえのない友情を築くことができました。
この第1回のセミナーに参加させていただいた一人して言えることは、 中学・高校という一番多感な時期にこのような大自然の中で学ぶことができたことは 大きな財産になっているということです。 その財産を創立者池田先生が「私の最後の事業は教育である」 とおっしゃっている使命ある教育の現場で野鳥セミナーで学んだこと、 そして、創価学園で学んだことを出し切っていきたいと思います。
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創価高校21期 近藤 美智子
高校1年生の夏、私は第1回セミナーに参加しました。 初めてのセミナーということでたくさんの希望者がありましたが、 幸運にもそのメンバーになったときはとてもうれしかったことを憶えています。
セミナーでは、多くの野鳥や草花など北海道の大自然に触れ、 貴重な経験をすることができました。 なかでも一番印象に残ったのは、講師の寺沢先生との出会いでした。 当時、小学校の教員として忙しいなか、 野鳥について数々のことを教えて下さいました。 さえずりの聞き分け方、飛んでいる姿から識別する方法、 一つひとつが驚きの連続で、先生の知識量、 目や耳は高校生の私にとってマジックのようにさえ感じられました。
そしてセミナーの翌年、私は友人と共に先生の住む天売島に行きました。 天売島は、約600人の方が住んでいますが、 驚くことにそれを大きく上回る5万羽以上の鳥が生息するまさに野鳥の楽園でした。 先生の案内で島の周辺を船で周りながら、間近に観たウミネコやカモメ、 ウトウなどに言葉にできないほど強く、 そこにある「生命」というものを感じました。
また、島の子ども達が先生をまるで太陽を見るがごとく慕ってるのを見たとき、 私が目指していた教師という職業への思いがさらに深まったように思います。 私もいつか、こんな風に生徒から慕われる教師になりたい! と強く感じました。
現在、私は東京都の中学校で理科の教員をしています。 2年目の今年は初めての担任をもち、32人の子どもたちに囲まれ、 試行錯誤しながらも充実した毎日です。 まだまだ未熟な私ですが、10年前のあの時、 天売島で見た光景は今も心に残っています。 これからも、今までの私の経験を生かし、 子ども達が多くの可能性を広げていけるように、精一杯関わっていく決意です。
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創価高校21期 筒井 恵子
私は高校1年生の時、第1回別海サマーセミナーに参加させて頂きました。 当時、マスコミによる執拗な攻撃の中を学園に来校された池田先生の姿を通し、 「何があっても師匠を守りぬける自身になろう」 そう決意して参加したことを覚えています。
別海においては様々な体験をさせて頂き、また、 現地で発熱して寝込むという大変なご迷惑を皆さんにおかけ致しましたが、 本当に参加して良かったと思っております。 中でも寺沢先生にお会いし、翌年、 やはりセミナーに参加した友人と共に天売島に行くことが出来たのは、 私にも、友人にも大きな影響を与えました。 今現在、都内で会社員として働くという環境の中で 何か特別な事があるわけではありませんが、 それでも一人の人間として成長する過程において、 非常に重要な数日間であったと思います。 大きな自然、温かい人々との交流、自身との戦い、 様々なことを生命自体で学ぶことができた、今ではそう思っております。 本当にありがとうございました。
これからも学園で学んだ事を現実の場で生かしていける人材になって参ります。
なお、この場をお借りいたしまして、当時お世話になりました諸先生方のご健康、 ご長寿をお祈り申し上げます。
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創価高校21期 川島 紀子
地平線の彼方まで咲いているニッコウキスゲ。突然宙に舞ったエゾモモンガ。 道をとことこ歩いているキタキツネ。悠々と飛んでいるトビ。 目に留まる全てのものが感動の連続でした。 この10年間、何度別海の思い出のスクラップブックを広げ、 あの雄大な風景を思い出し、励まされてきたことかわかりません。 サマーセミナーでいろいろな先生方が私達にしてくれたように、 自然のすばらしさや生き物の尊さを教育現場で子ども達に伝えていけたら、 という思いが募り、私は理科の教員を目指すようになりました。 現在は、創価大学大学院で植物の研究と、生物教育の勉強をしています。
本年、教員採用試験に合格することができ、 2000年4月からは念願の中学校理科の教員として教壇に立てることになりました。 今の自分があるのも、教員になることができたのも別海に行かせて頂いたお陰です。 別海で味わうことのできた自然のすばらしさに目を見開くような感性、 ものを知る喜び、自分でつかみとっていく喜びを、今度は子ども達に伝え、 育てていきたいと強く決意しています。
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