沖縄トラフの構造

琉球大学助教授 木村 政昭氏


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 「沖縄トラフ」の“トラフ”とは、和舟の底のような平らなくぼみを意味し「舟状海盆」とも呼ばれます。
 近年の海底の地質構造の研究、調査の結果、琉球弧が大陸との陸橋であったことを裏付ける事実が確認されたことにより、大陸からの動植物が北上し沖縄諸島に渡ってきたと考えられます。 その後の幾多の地殻変動により陸橋が水没し、各島々に隔離された動植物が現在まで生き残ったのです。
 この八重山諸島は、生物学と地質学の接点を持った研究には格好のフィールドで、古代の地球の歴史に触れる良い機会となったことでしょう。

(聖教新聞、1991年7月30日号<4面>より)

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