INSTITUTE of NATURAL SCIENCE and EDUCATION in SOKA SCHOOL SYSTEM

野鳥・自然環境研究所報告

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第1巻第3号

2001年11月18日 発行


 この度の野鳥・自然環境研究所報告(第1巻第3号)では、高松義一教諭(創価高校)・池田勝利教諭(関西創価高校)のマレーシア・プトラ大学研修報告、夏に行われた創価学園国内サマーセミナーの写真報告、そして北海道・別海フィールドの第2回創価大学・創価学園合同学術調査を久米研究員(関西中学校)が報告いたします。



別海フィールドで、第2回創価大学・創価学園合同学術調査

―「創価教育・自然環境セミナー」も開催―

久米 宗男(研究員)


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 別海フィールドでの本年度第2回合同学術調査が、8月2日から6日にかけて実施された。ここでは、その概要を紹介する。

 今回の調査には、創価大学の山本英夫教授(同大学自然環境研究センター長、工学博士)と北野日出男教授(理学博士、社団法人・日本環境教育フォーラム理事長)が初めて参加、同大学事務局の岩見真人氏と足立珠美氏、創価学園野鳥・自然環境研究所の久米宗男研究員と落合聡研究員(ともに関西創価中学校教諭)、並びに北海道大学名誉教授の牛沢信人氏(工学博土)、動物写真家の福原幸昭氏らとともに、調査を行った。
 植生調査では、フィールド内の広葉樹林や湿原などを視察。なかでも、学術的に貴重な湿原では、ノリウツギ、タチギボウシ、サワギキョウ、ノハナショウブ、ホザキシモツケ、チシマアザミ等が咲き誇っているのを観察した。
 野鳥調査では、エゾビタキが初めて観察されたのをはじめ、アオサギ、トビ、タンチョウ、オオジシギ、カモメsp.、キジバト、アオバト、カッコウ、ハリオアマツバメ、コゲラ、ショウドウツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ノビタキ、アカハラ、ウグイス、マキノセンニュウ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キクイタダキ、ハシブトガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、キバシリ、アオジ、オオジュリン、ベニマシコ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラスの合計32種を、調査期間中に確認した。また、野付半島では2羽のオジロワシを観察し、さらに、フィールド内の林内でヒグマによるアリの巣の食害跡を観察することもできた。

 一方、今回は学術調査だけではなく、地元・釧路県未来部の第3回「サマーセミナー・イン別海」および連続講座「創価教育・自然環境セミナー」の第3回講座も行われ、これらの行事に調査参加者も取り組んだ。
8月5日午前に行われた「サマーセミナー・イン別海」では、別海町・釧路市等から集まった小中高校生らに、小鳥用の巣箱をかける意義やかけ方の説明のあと、関西創価小学校の児童が創価タイムで作製した巣箱(23個)を、真心を込めてフィールド内の樹木に1つずつ取り付けた。
 一般の参加者も加え、午後に行われた「創価教育・自然環境セミナー」では、北野教授が「虫はみんなの友だち?環境教育の視点から」と題し、昆虫研究に没頭するようになったエピソードを交えながら、昆虫と植物との深いかかわり合いを通し、自然界の絶妙なバランスについて講演した。
 さらに、セミナー終了後、参加者は北野教授、牛沢名誉教授、福原氏を中心にグループに分かれ、それぞれフィールド内の植物や昆虫を手に取りながら実地の自然観察を行い、有意義な夏休みのひとときを過ごした。


調査期間中に出会った主な動物等
エゾシカ
エゾシカの親子(8.2夕、フィールド内)
タンチョウ
タンチョウのつがい(8.2夕、飛雁橋下流)
オジロワシ
オジロワシ(8.5朝、野付半島)
キタキツネ
キタキツネ(8.6昼、コッタロ湿原)

 
「サマーセミナー・イン別海」および「創価教育・自然環境セミナー」の様子
巣箱かけ
フィールド内で巣箱かけ
自然観察
講師の先生と自然観察
セミナー
セミナーでのお話


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