INSTITUTE of NATURAL SCIENCE and EDUCATION in SOKA SCHOOL SYSTEM

野鳥・自然環境研究所報告

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第1巻第3号

2001年11月18日 発行


 この度の野鳥・自然環境研究所報告(第1巻第3号)では、高松義一教諭(創価高校)・池田勝利教諭(関西創価高校)のマレーシア・プトラ大学研修報告、夏に行われた創価学園国内サマーセミナーの写真報告、そして北海道・別海フィールドの第2回創価大学・創価学園合同学術調査を久米研究員(関西中学校)が報告いたします。



マレーシア・プトラ大学研修報告

創価高等学校  高松 義一
関西創価高校  池田 勝利


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はじめに

 8月1日から9日までの8泊9日、マレーシア・プトラ大学研修に参加させていただきました。8名(東京・関西各4)の生徒たちとともに、何を見て、何を感じたか報告させていただきます。


8月1日(第1日目)

 関西高の生徒は、9時20分、関西空港。東京校の生徒は、10時20分、成田空港集合。
 新しい友情を築くぞとの決意も新たに出発です。午後7時30分には、クアラルンプール国際空港に安着です。マレーシアの朱副理事長、黄さん、陳さん、関西高2年の朱くん、プトラ大学のJoharさん、Ahmad Hishmくんが、出迎えてくださる。ホテルで夕食を取りながら、明日からの行程など確認する。

(生徒の感想)
  •  第一印象は、緑が豊かだということです。国際都市クアラルンプールと整然とした緑の配置。目的を忘れずに文化や風土をしっかりと理解したいです。


8月2日(第2日目)

 今日は、プトラ大学内での研修です。国際部長のChekzan先生に挨拶を済ませると、VTRで大学の紹介。午後、まず、家畜病理研究所では、Mohd先生の案内で、電子顕微鏡の実演を見学しました。続いて、生化学と微生物の研究所を見学です。Marziah先生とマレーシア特産のランの組織培養の実際を見学。自然保護と遺伝子保護の意気込みが感じられました。
 新首都プトラジャヤの開発の様子や首相官邸やモスクショッピングセンターなどを見学。物価の安さに驚きを覚えました。夕食には、大学短期大学部のFauzi先生・国際部長のChekzan先生の参加で、楽しい懇談です。

(生徒の感想)
  •  動物医学や遺伝子・細胞学などの研究の様子を見学。想像以上の高度な研究に驚きの連続でした。
  •  イスラムのモスクを見学。文化思想の奥深さを実感しました。


8月3日(第3日目)

 午前中は、大学の言語通信学部で、日本語を学ぶ32名の大学生と交流懇談です。将来の夢などを交換しあい、マレー語と英語ばかりから日本語にほっと一息です。Zohadie副総長表敬訪問したあと、国際交流室の先生と昼食を取りながら、青少年に対するマスメディア・インターネットの影響など、教育問題について意見交換をしあいました。
 午後からは、マレーシア創価幼稚園の訪問です。瞳を輝かせた園児たちとの楽しい交流。そして果物の王様ドリアンやマンゴスチンなどに、不思議な臭いと、舌と口に残る言葉では、言い表せない味(?)に舌鼓を打ちました。

(生徒の感想)
  •  言語学科の方々との懇談でした。とても日本語が上手でした。日本語と英語の楽しい懇談でした。
  •  学ぶ姿勢が素晴らしく、何からでも学ぼうとの意欲を感じました。


8月4日・5日(第4日目・五日目)

 朝、Chongkakキャンプ地のへ向けて出発。11時頃到着。原生林(熱帯雨林)に囲まれた公営のキャンプリゾート地のようです。Azani先生、Hidzir先生の指導で、熱帯雨林の持つ種の多様性や薬用植物について学びました。Azani先生が、すっと引き抜いた根っこを細かく刻みみんなに配ります。口に入れてかむと、口がひん曲がるほどの苦さです。朝鮮人参の仲間だそうで、疲れていた私たちの胃が嘘のように良くなりました。野生のサイチョウ、リス、猿の仲間にも出会いました。先生もキャンプ地に来られて、献身的に関わってくださいました。
 翌早朝、探鳥会。朝食後に、テントを撤収してマラッカに移動。途中、アミューズメントパークとして有名な AFAMOSA RESORT にある ANIMAL WORLD Safari で Safari の疑似体験。ゾウにも乗りました。

(生徒の感想)
  •  熱帯雨林の中は、歩くには、障害があったりで自然の厳しさを感じたり、逆に林内は、かなり涼しく、たまには風も吹き抜けるなど、キャンプそのものが楽しく、快適だった。
  •  キャンプをして、目で見て体で学ぶことの大切さを学んだ。


8月6日(第6日目)

 今日は、歴史都市マラッカの見学です。ポルトガルがマラッカを占領した1511年に造られたサンチャゴ砦、1512年に築かれたセントポール協会跡へ登り、マラッカ海峡を一望する。歴史の流れに我が身を浸すことが出来た一時でした。砦の前にある Sr. Bandar Hillr 小学校、イスラムの博物館などを見学、マレー料理ニョニャをいただいた後、オランダ広場に立つ時計台をバックに記念撮影です。歴史に思いをはせながらマラッカをあとにしました。クアラルンプール到着後、創立者から、激励の御伝言が届きました。

(生徒の感想)
  •  イスラムの博物館では、歴史や教えが油絵で表現されていました。まさしく異文化の体験でした。
  •  小学校の見学では、子どもたちが気軽に話しかけてくれました。


8月7日(第7日目)

   クアラルンプール市内にあるレイクガーデンの散策です。園内のバタフライパークでは、東南アジアに生息する150種6000頭のチョウが熱帯雨林を再現した中で、乱舞。圧巻でした。レイクガーデンの中心に位置するペルダナ湖の周囲をゆっくりと散策です。
 夜は、ホタルツアーです。クアラルンプールから約50キロ。クアラ・セランゴールの川にホタルの生息地があります。ボートで川下りをしながらのホタルの観察です。目が慣れると水の中から生えている木々の葉や枝にびっしりとついている無数のホタル。暗くなり目が慣れるに従って、ホタルノ輝きがますますはっきりとします。想像を絶するホタルノ輝きと乱舞です。
 ホタル自体は、日本の米と同じくらいの、小さなサイズです。圧巻という言葉は、こういうときに使うものでしょう。

(生徒の感想)
  •  長年の夢を叶えられた一日でした。ハナカマキリ・コノハムシ・トリバネアゲハ等々、テレビの前でしかみれなかったものが、目の前にいるのですから。大感動です。
  •  ホタルツアーでは、小さなホタルが精一杯輝いていた。私たちだけの地球ではないんだ。みんなを思いやる心を持とうと思った。
  •  ボートに乗り、ゆっくりとホタルを見て回った。美しく幻想的だった。日本でもいつか出会える日が来てほしい。その前に、今いるホタルを守って行かねば。


8月8日(最終日)

 世界一の高さを誇るペトロナス・ツイン・タワー(542m)やショッピングモールを、行き交う人々。活気あふれる平和な姿を満喫。平和な世界にしなければと思いは、つのります。朱副理事長と昼食。建設中のマレーシア国際文化センターを見学。池田先生に一日も早くおいでいただきたいとのマレーシアの皆様方の思いが伝わります。 これで、全行程を終了です。空港には、大学のJohar先生、Norafida さんが見送りにきてくださいました。本当にお世話になりました。

(生徒の感想)
  •  この8日間を振り返ると、マレーシアの自然・文化・風土がわずかながら理解できたように感じる。百聞は一見に如かずだと思う。
  •  熱帯雨林を実際に見て歩いて、体験して、何とも言えない素晴らしい感情が残っている。 楽しかった。
  •  このような機会を与えてくださった学園の皆さまにただただ感謝です。支えてくださった方々の思いにお応えするためにも語学と環境問題への意識を高めていきたい。



写真報告


  1. プトラ大学

    家畜病理研究所
    電子顕微鏡の前で
    (家畜病理研究所)
    ランの組織培養
    ランの組織培養
    の実際をみる
    ゾウ
    ゾウに乗りました
    ホタルの幼虫
    ホタルの幼虫
    トリバネアゲハ
    トリバネアゲハ

  2. キャンプ体験

    キャンプ地
    キャンプ地で
    薬用植物
    薬用植物は苦い!
    熱帯雨林
    熱帯雨林を歩く

  3. マレーシア創価幼稚園

    幼稚園
     
    幼稚園
    幼稚園との交流
    幼稚園
     

  4. その他

    ペトロナス・ツイン・タワー
    ペトロナス・ツイン・タワー
    452m
    遺跡の見学
    遺跡の見学
    異文化にふれる


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