創価教育研究所

創価教育研究所の活動

「授業の延長線から国際生物学オリンピックへ」  創価高等学校 教諭

創価高等学校の生物は、「全ての生徒を幸福にする」という創立精神に基づいて、生徒の教育に当たっている。生物学に興味を持つ生徒を増やし、その上で、生物オリンピックへ挑戦するような生徒も育成したい、との思いで授業に臨んでいる。多様な人材がいるところこそ創価学園であると思う。したがって授業も教科書の内容をベースに、個人の興味・関心に応じた生物学を示してきた。

具体的な実践として取り組んだことは、
(1)遺伝子の授業に厚みをもたせる。日進月歩の技術革新を理解できるようにする
(2)単なる博物学的な内容ではなく、観察力・思考力・判断力を高めるようにする
(3)環境教育には玉川上水という身近な自然の観察から、世界を俯瞰(ふかん)させるようにする
(4)レポート指導を強化し、個人個人の興味を伸ばす

以上の4点である。この具体的な成果として現れたのはつい最近のことである。

かつては国際生物学オリンピックへの参加は、スーパーサイエンススクールに限定されていたが、3年前に一般校にも開放された。即座に5人が挑戦し、全国11位になった生徒が出た。翌年は先輩を倣って12人が挑戦。全国6%以内に数人が入り、トップになった生徒が、「挑戦することの喜び」を新聞紙上に語った。昨年度の結果は、受験生は30人を超え、試験会場を自校開催ができるまでになった。上位5%の優等賞をとる生徒が3人、6%にはさらに数人が入った。一人を千歩進めるのではなく千人を一歩進めようと思って取り組んだ。そして昨年度、国際生物学オリンピック日本委員会の委員長が来られ、創価高校の理科教育がなぜ成功しているかをこの目で見たかったと言われた。生徒一人ひとりが、身近なところに生物学的な関心をもち、それぞれに探求していこうとする、その生徒の姿に創価教育の本質があり、国際生物学オリンピックにつながる力が宿されていることを実感した。

このページの先頭へ